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【書評】残業ばかりの働き方に終止符を!”なぜ、あなたの仕事は終わらないのか”

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毎日残業しているのに、なぜか仕事が終わらない…そんな悩みを抱えていませんか?

頑張っているのに、気づけば夜遅くまで仕事…。自分の時間も取れない。

締切を守れない部下のフォローまで回ってくる。

何が間違っているのかすら、もう分からなくなっていく…

私も、1社目で同じような状況に何年も悩む時期がありました…

「なぜこんなに仕事してるのに終わらないの?」と疑問を持ちつつ、毎日をこなすだけ。

サラット
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やることは増える一方で、帰宅時間はどんどん遅くなる…

結局私は、転職で状況を改善しましたが、再発は防ぎたい…

ふと目に留まったのが『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』(中島聡著書)という本でした。

読んだところ、仕事の進め方に対する根本的な考え方がガラリと変わる気づきと学びがありました。

本書で語られる「ロケットスタート仕事術」は、従来のあなたの仕事スタイルを見直すきっかけになるでしょう。

この記事では、実際に『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を読んだ私が感じたこと・学んだことをまとめました。

あなたの「終わらない仕事」に終止符を打つヒントを見つけたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

サラット
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そして気になったら、ぜひ一度手に取ってみてください!

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」はオーディオブックサービスaudiobook.jpを使えば、家事や育児をしながら聴けます。

audiobook.jpに興味のある人は、コチラの記事も参考にしてください。

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サラット
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ブロガー/会社員
Profile
育休を2回取得し、現在はフルリモートで働く二児の父です。第一子の誕生をきっかけに「このまま仕事一辺倒でいいのか」と立ち止まり、1年かけて転職。営業職から企画職へとキャリアをシフトし、出社は月1以下、残業も半減しました。子育てと家事に向き合いながらも、自分の時間も大切にしたい。そんな想いで働き方を整え、今も試行錯誤を続けています。
プロフィールを読む

今回紹介する本:「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」

今回紹介する本:「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」

“仕事が終わらない”と感じる毎日に終止符を打つ。

そんなヒントが詰まった一冊が、今回ご紹介する『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』です。

書名 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
著者 中島 聡
出版社 文響社
発売日 2016年6月3日
貢数 288貢

仕事に追われ、残業続きで自分の時間が持てない…

そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに向けて、元マイクロソフトの著者が提案するのは「ロケットスタート仕事術」という技。

本書は、単なる時短テクニック集ではなく、“時間の本質的な使い方”を考えさせてくれる時間術×哲学のような一冊です。

本書は、締切に間に合わず苦しむ人々に向けて、「仕事の進め方」そのものを根本から見直す視点を与えてくれます。

キーワードはロケットスタート。

サラット
サラット

最初の2割の時間で仕事の8割を終わらせるという逆転発想の戦略です。

Q
中島聡さんとはどんな人?

中島聡さんは、元マイクロソフトのエンジニアで、Windows 95の開発に関わる方として知られる人物。

本書は早咲きな著者の「時間術」をまとめたものであり、本人のキャリアを通して培われた「本当に大事なことに時間を使う」という哲学もエピソードとともに語られています。

サラット
サラット

「右クリック」「ダブルクリック」や「ドラッグ&ドロップ」を今の形にした人だといわれています。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」で得た5つの学び

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」5つの学び

実際に読んでみて強く感じたのは、

「仕事が終わらないのは努力や気合いが足りないからではない」ということ。

本書は、やみくもに頑張るのではなく、“仕事との向き合い方そのもの”を変えていく視点を与えてくれました。

その中でも特に印象に残った学びや感じたことを、5つに分けて紹介していきます。

「ロケットスタート仕事術」は締切に追われない働き方

「ロケットスタート仕事術」は締切に追われない働き方

本書の核とも言えるのが「ロケットスタート仕事術」です。

これは、締切間際まで着手を引き延ばすスタイルとは真逆で、最初の2割の時間で全体の8割の仕事を終わらせるというもの。

この方法の本質は、時間を先取りすることで自分の主導権を取り戻すことにあります。

たとえば、2週間後が締切なら最初の3日間で8割を終わらせてしまう。残りは微調整や予期せぬトラブルに充てつつ流して進める。

といったイメージです。

サラット
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因みに、締切間際の着手はダメな考え方として、「ラストスパート志向」という言葉が使われます。

私も転職後は、ラクをするべく早めに取りかかるタイプでしたが、自分のやり方は間違ってなかったと思えたのは、大きな自信になりました。

着手が早くて軌道修正があっても余裕で対応できれば、心に安定が生まれますからね。

前半のエピソードがノウハウの“腹落ち”を後押しする

前半のエピソードがノウハウの”腹落ち”を後押しする

「ロケットスタート仕事術」というノウハウ自体は本書の後半で登場します。

サラット
サラット

しかし、読んでいて特に印象に残ったのは、その“前半部分”の語り口です。

著者がなぜこの仕事術にたどり着いたのか?

著者のこれまでのキャリアやエピソードが丁寧に描かれており、結果として後半のノウハウ部分に強く納得できる土台を作ってくれます。

たとえば、子どもの頃の「夏休みの宿題は最初に終わらせて、あとは遊ぶだけだった」という話は、抽象的な時間管理の話をリアルに感じさせてくれました。

サラット
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私も夏休みの宿題は最初に終わらせる人だったので、著者には妙な親近感が…笑

単なるテクニックではなく、「こういう生き方・仕事の仕方をしてきた人だから、このノウハウに行き着いたんだ」という説得力があります。

ノウハウを知りたい人にはやや回りくどく感じられるかもしれません。

サラット
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しかし、この前半を理解することで、後半の方法論への“腹落ち感”がまるで違ってきます。

「安請け合いが仕事を終わらせない」深い理由

「安請け合いが仕事を終わらせない」深い理由

本書では、仕事が終わらない原因のひとつとして「安請け合い」が挙げられています。

この指摘に、私は強い共感を覚えました。

サラット
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若手時代の自分を振り返ると、まさにこの罠にはまっていたと感じます。

営業職でもあり、顧客の依頼を「分かりました」と無条件に引き受けることで、評価が上がると思い込んでいたのです。その結果…

他人の仕事の肩代わりが常態化…

自分の本来の業務が後回しに

まさに本書が示すような“仕事が終わらない”典型パターンになりました。いま振り返って強く思うのは…

「安請け合いしても、評価にならない」ということ。特に他部署の依頼は、依頼元の評価につながるだけで、自分に何も返らない…

この視点は、転職を経て働き方を見直す中で、自分自身が痛感したことでもあります。

この章を読んでからは、「誰のための仕事なのか」「依頼を受けることで、何を失うか」を冷静に考えるようになりました。

サラット
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時間と体力を守るためにも、“安請け合いしない”という判断は必要スキルだと実感します。

最速で終わらせることが“逆効果”になるワナ

最速で終わらせることが”逆効果”になるワナ

本書を読む前、私は効率よく早く終わらせるのは「いいこと」だと思い込んでいました。

サラット
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けれど本書を読んで、その価値観は一気に崩れます。

著者が指摘するのは、「仕事を最速で終わらせることで、自分の首を絞めるリスクがある」という逆説的な現象です。

え!?どういうこと?という方のために説明すると、

締切よりもかなり早く仕事を終えると、依頼者は「この人に次頼むときは、もっと短い期限でも大丈夫だろう」と認識するのが自然ということ。

その結果、次回以降のタスクの締切はどんどん前倒しに設定され、本来確保できていた“余白”が失われてしまう

つまり、自分で自分の首を絞める構造が生まれてしまうのです。

サラット
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心当たりがありすぎて、”この視点”が私にとっての一番の気づきでした。

本当に大切なのは「早く終わらせること」ではなく、“自分のペースと余裕を守りながら仕事を続けられる環境を整えること。

本書は、そうした長期的な視点で働き方を考える大切さを教えてくれます。

本当に伝えたいのは「どう生きるか」

本当に伝えたいのは「どう生きるか」

本書の最終章は、これまでの仕事術とは異なる視点で、著者自身の人生観が語られます。

「勉強とは何か…」「仕事とは何か…」そして「人生とは何か…」

サラット
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他とちょっと毛色が違う章ですが、著者の考え方に一番近づける面白さがあります。

印象的だったのは、「効率化はラクをするためではなく、やりたいことに全力投球するための準備である」という姿勢です。

詳細は割愛しますが、総じて本書はただのテクニック本ではない。

「自分の時間をどう設計し、生きたい人生に近づくか」を問いかけてくる一冊だと感じました。

この本がオススメな人

この本がオススメな人

ここまで、私の学びと合わせて書き綴ってきましたが、本書の内容は殆ど網羅できていないかもしれません。

サラット
サラット

本記事はあくまで、私が感じたことを並べるというスタンスなのです…

ですので、以下のような悩みを抱える方にこそ、是非手に取って読んでほしいと考えます。

  • 「定時退社を目指しているのに、逆に仕事が増えた」経験を持つ人
  • 締切が守れない部下を持ち、その原因が見えずに悩む中堅社員
  • 仕事は好きなのに、毎日疲弊して「楽しむ余裕」がない人
  • 「自分の仕事以外も、なんとなく請け負ってしまう」習慣がある人
  • タスクを「とりあえず片っ端からやる」ことに違和感を持ち始めた人
  • タスクの見積もりがいつも甘く、後半にバタバタする自覚がある人

早く帰ることがゴールなのではなく、“本当に時間を使いたいことに使う”という視点を持ちたい方に、本書は深く刺さるはず。

サラット
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「自分の働き方、このままでいいのか?」と少しでも疑問があるなら、本書は新しい視点を与えてくれますよ。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』は、単なる効率化マニュアルではありません。

この本が本当に伝えているのは、

「どうすれば仕事を早く終わらせられるか」ではなく、「どうすれば自分の時間を主導権を持って生きられるか」という問いへの答えです。

最初の2割の時間で仕事の8割を終える「ロケットスタート仕事術」は、締切に追われる日々を抜け出すための強力な戦略です。

しかしそれだけでなく、

  • 安請け合いし続けた人の末路
  • ロケットスタート仕事術で、最速で終わらせてしまうことの落とし穴
  • 時間の使い方にまつわる深い洞察 等

も詰まっており、単なる仕事術は勿論、その枠を超えて働き方や人生観を見つめ直すきっかけをくれる本でもあります。

「仕事が終わらない毎日」を変えたいあなたへ。

サラット
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“時間に振り回される側”から、“時間を設計する側”へと立場を変える第一歩として、手に取ってみてください。

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」はオーディオブックサービスaudiobook.jpを使えば、家事や育児をしながら聴けます。

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育休を2回取得し、現在はフルリモートで働く二児の父です。第一子の誕生をきっかけに「このまま仕事一辺倒でいいのか」と立ち止まり、1年かけて転職。営業職から企画職へとキャリアをシフトし、出社は月1以下、残業も半減しました。子育てと家事に向き合いながらも、自分の時間も大切にしたい。そんな想いで働き方を整え、今も試行錯誤を続けています。
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