【書評】もう片付けで悩まない!”マンガで読む 人生がときめく片づけの魔法”

仕事、家事、育児に追われ、自分の時間なんて全くない…
片付けてもどうせまた散らかるし、もう何から手をつけていいか分からない…
そんな風に、毎日めまぐるしく過ぎていく中で、ふと散らかった部屋を見て深いため息をついていませんか?
3年以上前…
私も子どもが生まれる前は「今後物が増えるのに、今のままで大丈夫?」と、散らかった部屋に頭を抱えていました。

家族が増えればモノが増えるのは当たり前なので、不安になったんですよね…
そんな時に出会ったのが、今回紹介する『マンガで読む 人生がときめく片づけの魔法』です。
この本を読んで、
部屋がきれいになる以上に、「リバウンドしない片付けの本質」と「本当に大切なモノを選ぶ」という人生を変える気づきを得ました。
本記事では、実際に本書を読んで3年以上リバウンド知らずの私が感じた衝撃や学びを、実体験を交えてまとめました。

もし内容が気になりましたら、ぜひあなたも手に取ってみてください。
この記事をかいた人(サラット)

- 都内在住の二児(長男3歳・次男0歳)の父
- 教育業界にて会社員歴12年目
- 育休を2回取得(1回目:1か月、2回目:6か月)
- 営業職→企画職へ転職&フルリモート勤務を実現
- 年間の読書量は50冊以上
- 詳しいプロフィールは”コチラ”
今回紹介する本:マンガで読む 人生がときめく片づけの魔法

本書は、あの大ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』をマンガ化した一冊。

活字は苦手…という方でも、ストーリーに引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいます。
物語は、仕事はできるのに部屋が片付けられない29歳の女性が主人公。著者である「こんまりさん」が片付けを指導していく形で進みます。
主人公のリアルな心の変化に共感しつつ、リバウンドしない片付けの本質を学べますよ。
書名 | マンガで読む 人生がときめく片づけの魔法 |
著者 | 近藤 麻理恵 |
出版社 | サンマーク出版 |
発売日 | 2017年2月 |
貢数 | 190貢 |
- 近藤麻理恵さんってどんな人?
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ご存知の方も多いかもしれませんが、著者は片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん、通称「こんまり」さんです。
彼女の提唱する「こんまりメソッド」は日本のみならず世界中で支持され、米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたほど。
本書には、そんな世界が認めた片付けのプロの知恵と哲学が、ギュッと凝縮されています。
実体験:ゴミ袋10袋分!我が家で起きた5つの衝撃的な変化

この本、ただのマンガだと思って読み始めると、その内容の深さにきっと驚くはずです。
この本を実践した結果、我が家ではゴミ袋10袋、粗大ゴミ5品目以上のモノを手放すことができました。

不思議なことに、あれだけ苦痛だった「捨てる」という行為が、夫婦で楽しく取り組めました。
なぜそんな変化が起きたのか? この本が教えてくれた、まさに目からウロコだった「5つの衝撃」をご紹介します。
あなたの片付けが失敗する理由は「収納方法」を考えていたから

- オシャレな収納ボックスを買えば、部屋は片付くはず
- テレビでやってた、あの便利な収納グッズを試してみよう

そう考えていた時期が、私にもありました。
しかし、本書はそれを「根本的な間違い」だと一刀両断します。
なぜなら、収納はあくまで「モノの置き場所を変える」という対症療法に過ぎないから。
そもそものモノの量が多ければ、どんなに優れた収納術を使っても、いずれリバウンドしてしまうのです。

この指摘は私にとって、まさに衝撃でした。
片付けがうまくいかないのは、やり方が悪いのではなく、”考え方そのもの”が間違っていたのだと気づかされました。
捨てる基準は”ときめくか”だけ。このシンプルさが人生を変える

では、どうやってモノを減らすのか?
その答えが、こんまりメソッドの神髄ともいえる「それを手に取ったときに、ときめくかどうか」という判断基準です。
- 高かったから…
- まだ使えるから…
- いつか使うかもしれないから…

そんな思考(↑)は一度すべて手放します。
自分の心が「キュンとするか」「持っていて幸せか」という、とてもシンプルでポジティブな基準で判断していく。
これは「捨てるモノを選ぶ」という苦しい作業ではなく、「残したいモノを選ぶ」という楽しい作業への転換でした。
この基準を持つことで、モノ選びだけでなく、日々の時間の使い方や人間関係にまで、自分の「好き」を大切にする意識が芽生えていきました。
片付けは「場所別」ではなく「モノ別」で!

「今日はリビング、明日は寝室」といった「場所別」の片付けも、実はNG。

これもリバウンドの元凶です。
理由は、家中に散らばった同じカテゴリーのモノ(例えば「服」や「本」)の総量を把握できないから。
本書が推奨するのは、家中のモノを「衣類→本類→書類→小物類→思い出品」の順番で、カテゴリーごと(=モノ別)に片付ける方法です。
まずは家中の服を1ヶ所に集める。その圧倒的な量に驚愕することから、片付け祭りはスタートします。
この「総量を把握する」というステップを踏むからこそ、本気で減らそうという覚悟が決まるのです。
この順番も絶妙で、判断しやすいモノから始めることで、徐々に「ときめき感度」が研ぎ澄まされていきます。

だから不思議と作業が楽しく進むんです。
捨てられない原因は”過去への執着”と”未来への不安”

なぜ、私たちはモノを捨てられないのでしょうか。
本書によれば、その根本原因は「過去への執着」と「未来への不安」の2つしかありません。
- 「昔、大切にしていたから…」(過去への執着)
- 「これが無いと、いつか困るかも…」(未来への不安)
つまり、モノが捨てられないのは、「”今”の自分に何が必要か」が見えていない状態なのです。

ドキッとしませんか?部屋にある使わないモノは、自分の心の迷いを映していたってことです。
片付けは自分と向き合える機会。部屋は自分自身を映す鏡

ここまでくると、片付けは単なる掃除ではないことが分かります。
自分の持ちモノ一つひとつと向き合い、「ときめくか」を問い続ける作業。
それは、自分の価値観を再確認し、これからの人生をどう生きたいかを見つめ直す、壮大な自分探しの旅です。

部屋にあるモノは、すべて自分が過去にしてきた選択の積み重ねの結果。
片付けで部屋がスッキリすると、不思議と頭の中も整理され、今後の人生で”本当に大切にしたいこと”が見えてきます。
夫婦では、片付けを通して理想の暮らしが共有できたため、無駄遣いが減り、より本質的なことにお金や時間を使うようになりました。
この本がオススメな人

本書は、特に次のような悩みを抱える方に、大きな希望を与えてくれるはずです。
もし一つでも当てはまるなら、この本はあなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。

本書が教えてくれるのは、単なる片付けの技術ではありません。
モノと向き合い、「ときめくモノ」だけを選ぶことで、自分が本当に望む人生が見えてくる。そのための具体的な方法です。
この記事のまとめ

片付けで、人生は本当に変わります。

部屋の状態は、驚くほど自分の心の状態とリンクしているのだから、大げさな表現ではないはず。
この記事で紹介した「こんまりメソッド」を実践してから3年以上が経ち、子供が2人に増えた今も、我が家はリバウンド知らずです。
それは、この片付けが単なる掃除ではなく、「ときめくモノ」を選ぶことで自分の価値観と向き合う作業だったから。
もし今、モノや情報、タスクに追われて自分を見失いそうなら、この本が最高の処方箋になるはず!
片付けは、一番身近で、誰にでも始められる自己改革。 まずは「ときめくモノ」を選ぶことから、あなたの人生を好転させてみませんか?

具体的な片付けの進め方や美しい収納法など、本書の詳細はぜひ手に取って体験しましょう!
あなたの毎日が”ときめき”で満たされることを、心から願っています。