高額投資:“必要か分からない”学びに動いた話(10X情報処理エキスパート講座)

サラット
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高額な講座や有料教材に興味はあるけど、購入ボタンの前で手が止まる。

「本当に今の自分に必要なのか」

「払ったあとに、ちゃんと回収できるのか」

そんなふうに、何度も考えてしまうことはないでしょうか。

「大量の情報に振り回されず、必要なものを選び取り、仕事や発信に使える形へ変えたい」

「でも、今の自分に本当に必要な投資なのか自信が持てない」

そうやって葛藤しているからこそ、この記事にたどり着いてくれたのだと思います。

私は2026年3月、家賃4〜5ヶ月分の金額を払って、6週間のグループ講座に参加しました。

「10X情報処理エキスパート講座(3期)」という、情報処理や知的生産に関する講座です。

もう少し具体的に言うと、デジタルノートアプリのObsidianと、ホワイトボードツールの「Excalidraw」を使って学ぶ講座です。

問いを立て、必要な情報を集め、仮説を組み立てる。

さらに図やメモで整理し、最後は自分のアウトプットへつなげていきます。

英語論文や一次情報の扱い、具体と抽象の行き来、あとから使い回せる「カード」のようなメモの作り方にも触れていきます。

  • 18時間の動画教材
  • 週2回の勉強会
  • 毎週の課題
  • 個別添削フィードバック
  • 最後はプレゼン(任意)

正直、軽い気持ちで参加できるものではありませんでした。

本記事を読めば、私がなぜ高額な学びに申し込み、6週間やり切ったあとに何を感じたのかが分かります。

この記事をかいた人(サラット)

名前 / Name  
サラット 

  • 都内在住の二児(長男4歳・次男1歳)の父
  • 教育業界にて会社員歴14年目
  • 育休を2回取得(1回目:1か月、2回目:6か月)
  • 営業職→企画職へ転職&フルリモート勤務を実現
  • 年間の読書量は50冊以上
  • 詳しいプロフィールは”コチラ”

申し込む前:何度も自分の課題と照らし合わせる

最初から「これは絶対に買う」と決めていたわけではありません。

むしろ、購入ボタンを押すまではかなり迷いました。

Udemyを出したあと、少し空っぽに

申し込む少し前、私はUdemy講座をローンチしたばかりでした。

自分なりに考えて作った講座を世に出し、初めて購入してもらえる感覚。

それは間違いなくうれしい経験でした。

ただ、その一方で、次に何を作ればいいのかが少し見えにくくなっていました。

サラット
サラット

いわゆるネタ切れです(苦笑)

もちろん、話の種がまったくないわけではありません。ブログも書いてますし、インプットも続けています。

ただ、自分の中にある経験や知識を「コンテンツ」として形にするための、再現性のある方法が分かっていませんでした。

本業は企画やマーケティングに近い仕事なので、情報を集めて整理し、人に伝える機会は比較的多くあります。

でも、それはあくまで「会社の看板」や「既存のデータ」があるからできていること。

個人の発信として、ゼロから素材を集め、価値ある形に加工する力は、まだ感覚頼りでした。

この感覚頼りの情報処理を、もう一段深く磨かないと、この先は続かないかもなあ…

そう感じていたタイミングで出会ったのが、今回の講座でした。

「今の自分に必要か」を何度も照らし合わせた

とはいえ、高額な学びに申し込むとき、さすがに勢いだけでは押せません。

サラット
サラット

購入前には、案内文を何度も読み返しました。

記載内容を見ながら、自分の課題と照らし合わせる。

自分は今、何に困っている?

これから何を伸ばしたいのか?

副業はもちろん、本業にも効くのか?

そうやって何度も考えていくと、少しずつ見えてきたものがありました。

私は、単に知識を増やしたかったわけではなく、自分の中にある経験や素材を、もっと深く掘り出したかったのだと。

そして、掘り出した素材を、仕事やコンテンツに使える形へ加工する力を磨きたかったのです。

私はこの講座を「経験や素材を加工する手前の力」を鍛えるものとして見ていました。

何を集めるのか。どんな問いで見るのか。

どう整理すれば、あとから自分の発信や仕事に使えるのか。

そこを深めたかったのです。

目的を持って学ぶと、自分の課題に刺さる言葉が見つかりやすくなる。

だからこそ、今回も「今の自分は何を取りに行くのか」を考えながら申し込もうとしていたのだと思います。

家賃4〜5ヶ月分:形に残らないものへの葛藤と妻への相談

因みに、今回の講座の参加費は結構な高額…

サラット
サラット

私が住む賃貸(@東京都)の家賃4〜5ヶ月分に相当します(笑)

普段から本を買ったり、Udemy講座を買ったりと、数千円の自己投資はしてきました。

しかし、それらとはまったく比べ物にならない金額。

「形に残らないものに、ここまでお金を払っていいのか?」

正直、かなり葛藤しました。

自分のお金とはいえ、さすがにこの金額になると、自分ひとりでは決められません。

念のため妻に相談しました。

少し前にUdemyで得た利益を家族サービスに還元していたのがよかったのか、妻は割とすんなりOKを出してくれました。

「あなたがそこまで言うなら、やってみたら?」と背中を押してくれた妻には、本当に感謝しています。

学んだあとの姿を、先に見ていた

そして、最後の決め手になったのは、すでにその講座で学んだ人たち(1期生、2期生)を見ていたことです。

少し前に参加した有料イベントで、私は学び続けている人たちの熱量にかなり揺さぶられました。

そこには、その講座をすでに受けていた方がいたのです。

その人たちを見ていると、案内文に書かれている内容が、単なるカリキュラムには見えませんでした。

この学びを通ると、こういう見方や動き方ができるようになるのかもしれない。

そんなふうに、学んだあとの姿を先に見ていた感覚がありました。

サラット
サラット

そのときの体験は、下記の記事に詳しく書いています。

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本やUdemyとは、背負う重さが違った

ここで言いたいのは、無料か有料かという話ではありません。

私自身、本やUdemyのような少額の有料情報には何度も助けられてきました。

数千円でも、質の高い情報は手に入ります。

だから、高額な講座だけが正義で、少額の教材が悪い、という話をしたいわけではありません。

ただ、数千円の学びだと、どうしても「いつでも後回しにできてしまう」のです。

「あとで見よう」

「今はまだタイミングじゃない」

そうやって積読や未視聴の動画が増え、気づいたら何も変わっていないこともあります。

私にとって今回の高額な講座は、その後回しを断ち切るための環境でもありました。

高額だからこそ、時間を確保しよう!

高額だからこそ、課題にきちんと向き合おう!

高額だからこそ、誰かに見てもらう前提で、納得できるところまで考えよう!

この「絶対に回収してやる」というプレッシャーがあるからこそ、逃げずに向き合えるのではないか。

購入前の私は、そこに期待していました。

高額な学びを買う前は、勢いではなく「今の課題に本当に刺さっているか」を何度も照らし合わせる。

6週間は思っていたよりずっと重かった

申し込んだあとに待っていたのは、想像以上に濃い6週間です。

講座の中身には深く踏み込みませんが、体験としての負荷や起こったこと、そしてどんな学びがあったのかは残しておきたいと思います。

動画を見るだけでは終わらなかった

まず、動画教材の量がかなりありました。

一度聞いただけで、すべてが腹落ちするような内容ではありません。

分かりやすい。でも、簡単ではない。

このギャップが、最初からずっとありました。

聞いていると「なるほど」と思う。

でも、いざ自分で取り組もうとすると、しばしば手が止まる。

「分かったつもり」と「使える」の間には、かなりのギャップがありました。

そのギャップを埋めるために、グループ講座という環境と、毎週の課題があったのだと思います。

「本当に大事な20%」を選び取る思考法

講座の中で特に印象深い学びが、「80:20の法則」における「本当に大事な20%」を選び取るための思考法です。

世の中の成果の80%は、20%の重要な要素から生み出される、いわゆるアレです。

言葉としては知っていましたが、それを「情報処理」や「コンテンツ制作」にどう当てはめるのか。

講座では、物事の構造を理解し、どこが一番の急所なのかを見極める機会が何度もあります。

「今、自分が集めている情報の中で、本当に核となる20%はどこか?」

この問いを常に持ちながら、ObsidianExcalidrawを使って情報を整理していく。

初めて作ったアウトプット

頭に汗をかく、非常に負荷の高い作業でした。

正解のない課題が、理解不足を浮き彫りにした

毎週の課題も、なかなかヘビーでした。

お題はあります。ただ、決まった正解があるわけではありません。

厳密な締め切りがあるわけでもありません。

でも次の課題はまたやってくるので、限られた時間の中で、自分が納得できるところまで考えて出す必要がありました。

やり方も参加者によって様々です。

英語論文を読む場面もあり、ObsidianExcalidrawを使って、自分なりに情報を整理していきます。

英語論文をテキストと図解で処理します

だからこそ、手を動かすとすぐに分かります。

「ここ、動画教材をもう一度見ないと分からないな」

「この考え方は、まだ自分の言葉になっていないな」

そうやって不足が見えるたびに動画教材や補足教材へ戻る。

受け身で動画を見るだけでは終わらない設計が、よくできているなと感じました。

さらに、毎週提出する課題に対しては、講師から個別の動画フィードバックがもらえます。

動画形式でもらえる課題フィードバック

「ここはよくできている」「ここは構造の捉え方が少しずれている」と、自分の思考の癖や理解度に合わせて指摘してもらえるのです。

いわゆる「個別最適学習」という手厚さ。

自分のできていることと、できていないことが明確に分かるため、これは非常に良かったです。

部活のように、気がつくと一生懸命になっていた

そして、この講座は一人で黙々と進めるものではありません。

グループ講座なので、他の参加者の存在を常に感じながら取り組みます。

他の人が提出した課題や、それに対するフィードバックも見ることができます。

「あの人はこんな切り口で整理しているのか」

「自分よりずっと深く考察しているな」

そんな刺激を毎週のように受けます。

大人になってから、周りの熱量を感じながら学ぶ機会は意外と少ないものです。

まるで、高校生のときの部活のような感覚

「自分ももっとやれるはずだ」「次はもっと良いものを出したい」

サラット
サラット

気がつくと、いつもより少し粘って取り組んでいる自分がいました。

本業、家庭、副業の合間でやるには重かった

もちろん、きれいごとだけではありません。

本業は普通に忙しかったです。

コンペ案件がある中、仕事量を調整して、フレックスを使いながら、何とか時間をすり合わせていました。

家のこともあります。子どもと過ごす時間もあります。

妻には、かなり協力してもらいました。

週2回の勉強会に参加するためには、夕方以降の動きを調整する必要があります。

朝も使い、夜も使う。

そうすると、体力的にはかなり削られます。

途中からは「これは1か月ちょっとが限界かも…」と感じていました。

集中して取り組めるのは大事です。

でも、生活のバランスを崩し続けることは難しい…

その意味でも、6週間という期間は絶妙だったように思います。

短いから逃げずに走れる。

でも、軽く終われるほど短くもない。

その負荷が、私にはギリギリちょうどよかったのだと思います。

10分のプレゼンで気付いた「組み直す」ことの意味

終盤には、最終プレゼンがありました。

テーマは、6週間の学びや自分の変化、今後どう活かすか。発表時間は10分。

それ以外はかなり自由です。

最初に、過去に提出した課題を並べてみました。これで6割型完成。

とはいえ、それだけでは自分が何を学び、何を持ち帰ったのかが伝えにくいと感じました。

何を残すか。どこを削るか。どんな話にするか。

一度作って、通して話してみると、すぐに10分を超えます。削って、また整える。

それを何度か繰り返しました。

その過程で、割と多くの情報を詰め込んでいることにも気づきました。

本当に伝えたいことを残すには、削る必要がある。ここでも80:20だな…

この感覚は、講座そのものの学びともつながっていました。

いざ本番。

色々削った結果、プレゼンでは、「自分の失敗と変化のストーリー」を切り口に語ることに落ち着きました。

実際にプレゼンで使った資料

「情報をただ並べるのではなく、工夫して組み直してみる」

このプレゼン準備と本番の経験自体が、私にとって講座の集大成だったのかもしれません。

有料の学びで効くのは、情報量そのものより「自分の手で考えざるを得ない設計」だった。

やってよかった:仕事で変わった3つのこと

6週間を終えて一番大きかったのは、学んだ内容が日常に効き始めたことでした。

サラット
サラット

具体的には、大きく3つの変化がありました。

1つ目の変化:説明の組み立て方が変わった

まず1つ目は、本業で人に説明するときの感覚が変わったことです。

以前から、仕事で資料を作る機会はありました。

素材を集め、構造化し、企画としてまとめ、人に伝える。

特別なことではなく、会社員として仕事をしていれば、多かれ少なかれ向き合う場面があると思います。

でも、今回の学びを通して、今まで感覚でやっていたことを少し引いて見られるようになりました。

「これは大きく見ると、どんな話なのか」

「具体例としては何があるのか」

「相手は今、どの階層の話で迷っているのか」

そう考えると、説明の順番や、相手に確認すべきことが前より見えやすくなったのです。

2つ目の変化:カード化への意識

2つ目の変化は、講座の中で「カード」の考え方に触れたことでした。

メモやノートを、あとから別の場面でも使える素材にしていく。

この考え方を知ってから、本業で作る企画書や資料に対する意識が変わりました。

「この企画書の素材は、他の案件でも使い回せるんじゃないか?」

そう考えて、資料の構成やフォーマットを意識的に「カード化(汎用化)」するようになったんです。

結果として、ゼロから企画書を作る機会が減り、過去の資産をブロックのように組み合わせてスピーディーに形にできるようになってきました。

本業で作ってきた企画書や図解も、ある意味ではカード作りに近かったのだと気づきました。

3つ目の変化:普段使っている力への気づき

そして3つ目は、他の参加者のアウトプットを見ることで、自分が普段の仕事で使っていた力に気づけたことです。

深く読み込み、自分の言葉で整理し、丁寧に考察している方がたくさんいる。

正直、すごいなと思いました。

でもその一方で、情報を絞ること、見せ方を考えること、相手に伝わる形へ整えることは、本業の中で自然と使ってきた力でもありました。

似たようなスキルを持つ人が集まる会社組織の中だけにいると、自分が何を自然にやっているのかは意外と見えにくいものです。

違う背景を持つ人たちの中に入ったからこそ、自分の足りなさだけでなく、普段使っている力の輪郭も少し見えました。

今回の講座は、その意味でも大きな機会でした。

学びの成果は「知識が増えた」だけでなく、普段の仕事の見方や判断に表れる。

払って終わりにしないために

今振り返ると、高額だったからこそ、途中で流さずに向き合えたのだと思います。

  • 動画を見ただけで終わらせない。
  • 課題を出す。
  • 勉強会に参加する。
  • フィードバックを見る。
  • 他の人のアウトプットにも目を通す。
  • 最後のプレゼンにも自分なりにこだわる。

もし少額の教材だったら、ここまでやっていたかは分かりません。

サラット
サラット

「また今度でいいか」と思った可能性は、かなりあります。

もちろん、高額な講座を受けたから成果が保証されるわけではありません。

むしろ、払ったあとにどう使うかがすべてです。

今回の場合は、学んだことを本業で使う。

メモやカードとして残す。

ブログやUdemy、メルマガなどのコンテンツ制作につなげる。

そうして初めて、投資した学びが回収されていくのだと思いました。

6週間が終わったあと、私はようやく肩の力が抜けた感覚がありました。

それくらい、インプットと課題に集中していたのだと思います。

でも同時に、今度はアウトプットしたくなっていました。

ブログを書きたい。メモを整理したい。学んだことを、自分の言葉で残したい。

そういう気持ちが戻ってきたのです。

高額な学びの本当の価値は、受講中ではなく「終わったあとにどう使うか」で決まる。

まとめ:高額な学びは、自分を動かす環境になる

高額な学びは、誰にでも勧められるものではありません。

生活を圧迫してまで申し込むものでもありません。

ただ、今の自分の課題に深く刺さるものがあり、何度読み返しても気になるなら、その直感には意味があるのかもしれません。

私にとって今回の講座は、まさにそういう学びでした。

高額なお金を払ったから、後回しにしにくくなった。

正解のない課題があったから、動画を見て終わりではなく、自分の手で考えるところまで進めた。

仲間やフィードバックがあったから、自分の現在地が見えた。

そして、終わったあとに「次はこれを作りたい」と思えるようになりました。

有料の学びは、知識を買うだけではありません。自分を動かす環境を買うことでもある。

サラット
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6週間をやり切って、私はそう感じています。

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ブロガー/会社員
育休を2回取得し、現在はフルリモートで働く二児の父です。第一子の誕生をきっかけに「このまま仕事一辺倒でいいのか」と立ち止まり、1年かけて転職。営業職から企画職へとキャリアをシフトし、出社は月1以下、残業も半減しました。子育てと家事に向き合いながらも、自分の時間も大切にしたい。そんな想いで働き方を整え、今も試行錯誤を続けています。
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