Udemy講座を作った体験談⑤:やってよかった理由が、予想より多かった話
「4ヶ月もかけてUdemy講座を作り切ったら、実際に何が得られるんだろう。」
踏み出す前に、この疑問が頭をよぎる方は多いと思います。
正直なところ、私自身も制作中はずっと同じことを考えていました。
「大変な思いをして、もっと楽な副業でよかったんじゃないか」と。
でもリリースしてみて分かったのは、得られたものが想定よりずっと多かったということでした。
収益の話だけではありません。
本業への波及、生活の変化、次の発信への広がり。
全部ひっくるめて、「やってよかった」と言えました。
本記事では、4ヶ月の制作が終わったときに見えた「Udemy講座をやり切って得られたもの」の全容を書きます。
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この記事をかいた人(サラット)

- 都内在住の二児(長男3歳・次男0歳)の父
- 教育業界にて会社員歴13年目
- 育休を2回取得(1回目:1か月、2回目:6か月)
- 営業職→企画職へ転職&フルリモート勤務を実現
- 年間の読書量は50冊以上
- 詳しいプロフィールは”コチラ”
初めての感覚:自分のものが世に出た瞬間

2026年2月25日、Udemyの審査を通過し、講座が公開されました。

その日の午後、私は有給を取っていました。
公開初日、個人の友人・知人への個別連絡、所属コミュニティ内での発信を続けました。
申し込みが増えているかな、とダッシュボードを時折開いてしまう(苦笑)。
こんなことは、生まれて初めてです。
その日のうちに、初めて受講者が現れた瞬間。何かが静かに変わった気がしました。
言葉にするとシンプルです。
でもその感覚は、これまで味わったどんな収入体験とも違うものでした。
アルバイトの給料とも、本業の残業代とも、メルカリやアフィリエイトの収益とも、明らかに種類が違う。
「自分が考えて、自分で作って、世に出したものが、誰かの手に届いた。」
その確認ができた瞬間!という感覚でした。
仕事とスキルの面で確実に手に残ったもの

4ヶ月の制作を終えて、仕事・スキル面で手元に残ったものは大きく5つあります。
本業・副業の両方に効いてくる収穫が多かったのが、予想外でした。
一つずつ見ていきます。
動画コンテンツのゼロイチを、一通り体験できた
テーマ決定、骨子・構成作り、スライド、収録、編集、入稿。
このフローを最初から最後まで一人で通したのは、今回が初めてです。
やり方が最適だったかどうかは別として、全工程を実際に体験したということが何より大きい。
この体験は私にとっての「基準値」となりました。
次回以降は、ここを土台にしてどこをブラッシュアップするかを考えればいい。
ゼロから作り方を模索する必要がなくなる、というのは今後ずっと効いてくる財産だと感じています。
講座で扱った「仕事術」を、本業でも実践するようになった
今回の講座は、生成AIの時代に「残業を減らし、仕事を自分でコントロールする」ための思考術をまとめたものです。
具体的には、仕事の流れを砂時計に例え、3つのポイントに介入する内容になっています。
- 入り口の量を絞る「断る技術」
- 中間の渋滞をなくす「パス出し・並列処理」
- 出口の検問を通す「40〜60点の中間報告」
自分で教材として言語化したことで、これらを本業でもより自然と実践するようになりました。
「受講者に伝えたのだから、自分もそうあらねば」という講師としての自覚が、そのまま行動の基準として引きあがったかもしれません。
結果として、本業での判断と行動に一貫性が出てきました。
育休から復帰して以降、月の残業は一桁前半で推移。
上司との評価面談では「今期は仕事の優先度の付け方や効率化の取り組みが評価できる」と言ってもらえました。
こうした日々の積み重ねが、そのまま評価に反映された結果だと感じています。
受講者に伝えるために言語化したことが、そのまま自分の行動基準になる。
自分で作った教材を、自分自身が一番実践するユーザーになっている。
そんな循環が生まれていました。
残業する形で評価を貰っていた過去とは全然違う感覚です。
AIとの協働ルールが、再利用可能な形で残った
制作過程で、Cursorを中心としたAIとの協働ルールが一つひとつ言語化されていきました。
- 構成・骨子を組み立てるためのレシピ
- 原稿の方針・トンマナを守らせるためのエージェントMDファイル
- 自分の言葉を活かしながらAIに下書きさせる手順
これらが全部、「次に使える形」で残りました。
次のコンテンツ制作では、このルール群を参考にしつつ、流用ができます。
さらに大きいのは、AIを使いこなすハードルが一段下がったことです。
以前は「何をどこまで任せられるのか」を探すところから始まっていました。
でも今は、作業に手をつける前に「この工程はAIに任せる」「ここは自分で判断する」と線引きできるようになっています。
次のコンテンツ制作では、この線引きがあるのとないのとで、スピード感がまるで違ってくるはずです。
本業の資料作成の着手ハードルが大きく下がった
4時間半の超長尺の講座を、構成・スライドから収録まで一人でやり切りました。
その経験のあとだと、本業で30分〜1時間のセミナー資料を作るくらいの仕事は、感覚がまるで違いました。
「あの長尺を一人で仕上げたのと比べたら、これくらい全然いけるな」と、心理的ハードルが大きく下がっている。
しかも本業には、使える素材があって、一緒に進める仲間がいて、確認してくれる人もいる…
個人で一からやるのに比べたら、なんて恵まれているんだろうと改めて思うようになりました。
以前は気構えて取り組んでいた資料作成に、すっと手がつけられるようになった。
一度大きなものを作り切ると、普段の仕事のサイズ感が自動的に小さく見えてくる。
これは思いがけない副産物でした。
収録・編集の基礎スキルが、ゼロから身についた
実を言うと、動画の収録・編集は、今回やるまで私にとって完全に未知の領域でした。
やったことがないからこそハードルが高そうに見えていたのですが、実際に手を動かしてみると、思っていたより拍子抜けするくらい。
というのも、Udemyの場合、凝った編集は必要ないんですよね。
個人的にはシンプルなトリミングで十分と思いました。
後はスライドの細かい部分が見えにくいところがあれば拡大を入れる、くらいの工夫で問題なし。
私が使ったのもシンプルな編集ツールでしたが、それでも一本の講座を最後まで仕上げることができました。
収録・編集をやったことがない人でも、簡単な操作で一本をまとめ切れる。
この意味でも、Udemyは初めての人にとって取り組みやすい場所だと感じています。
動画編集のスキルも、「0→1になった」というのが私にとっての実感です。
この「1」があると、次に何かを作るときの心理的ハードルがまるで違います。
暮らしと未来の面で、想定外に広がったもの

ここまでは「仕事・スキルに何が残ったか」という話でした。
ここからは視点を変えて、暮らしや家族、そしてこれからの発信に関して、思っていなかった方向に広がった3つの変化について書きます。
こちらも、一つずつ振り返ってみます。
まとまって寝られる日常の”ありがたさ”
制作が終わって真っ先に実感したのは、まとまって寝られる日常のありがたさでした。
実はこの記事を書いている今、次男の夜泣きがようやく収まりつつあって、ここ最近はまとまって眠れる日が増えてきました。
おかげで、こうしてブログを書く時間も前より捗るようになっています。
その状態になって振り返ってみると、Udemyを制作していた期間は、夜泣きに悩まされて寝不足のまま走っていたわけです。
今さらながら、かなりハードモードだったのだなと気づきました。
改めて、「まとまって寝られる」って本当に最高で、幸せなことだし、ありがたい。
そうしみじみ思います。
頑張った期間を走り切ったあとに戻ってくる、普通の日常のありがたさ。
この感覚は、中々得難いものなのかもしれません。
売上が家族の食卓に還ってきた
公開から少し経った頃、Udemyの売上でスシロー(回転寿司)に行きました。
ささやかな家族サービスです。
本業の給料で買う寿司も、もちろん美味しい。
でも、「自分がゼロから作ったものの対価で家族を喜ばせる」という経験は、これが初めてでした。
「自分の作ったもの」が、こうして食卓に還ってくる。
この感覚は、残業代や賞与では味わえなかったものでした。
次の発信を、講座を起点に考えられるようになった
講座をリリースして気づいたのは、一つ作ると、そこを起点にいくつもの派生が考えられるということでした。
たとえば今書いているこのシリーズも、その派生の一つです。
講座制作の過程を体験談としてブログに残す、という発信の形。他にも、
作ったコンテンツをKindle書籍に横展開してみる。
講座の内容をベースにXへの投稿内容を検討してみる。
一つの土台があるだけで、次にやりたいことの解像度がぐっと上がります。
「何か作ってみたい」というぼんやりした気持ちが、「次はこれを作る」という具体に変わる。
この変化は、思っていた以上に大きかったです。
振り返って分かった、「不安」の本当の意味

4ヶ月の制作期間、正直ずっと不安がありました。
「これで合っているのか分からない」 「本当に形になるのか」
スライドを作っている途中も、収録で行き詰まっていた時期も、ずっと同じ問いが頭を回っていました。
リリースした後でさえ、「この内容で本当に大丈夫だったのか」という不安は完全には消えませんでした。
でも今振り返ると、あの不安はちゃんと真剣に向き合っていた証拠だったのだと思います。
怖さは、撤退のサインじゃない。真剣に向き合っているサイン。
そしてもう一つ、気づいたことがあります。
2月25日、初めて受講者が現れた瞬間に「何かが静かに変わった気がした」と書きました。
あの感覚の正体は、今振り返ると、4ヶ月分の不安が、たしかな手応えに変わった瞬間だったのだと思います。
不安を抱えずに迎えていたら、あれほど強くは感じなかったはずです。
自分が考えて、自分で作って、世に出したものが、誰かの手に届いた
この感覚は、ずっと怖さと向き合ってきたからこそ、強く残ったのだと思います。
あの不安は、走り切ったあとに振り返ると、次の一歩を踏み出すための土台に変わっていました。
まとめ:やっぱりやってよかった

5回にわたって、Udemy講座ができるまでの全記録を書いてきました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
動機・テーマ決定、骨子づくり、スライド作成、収録・編集・入稿、そしてリリース後に見えた景色。
「やってよかった」と言える理由は、一つじゃありませんでした。
0→1を一通り体験できた。
講座で扱った仕事術を本業で実践するようになった。
AIとの協働ルールが残った。
本業の資料作成の着手ハードルが大きく下がった。
収録・編集の基礎スキルが身についた。
売上で家族に寿司を買えた。
次の発信の構想が次々に浮かぶようになった。
そして、「自分が一番語りたいことを、一つの教材として残せた」
それが今、この連載を書き終えて最もはっきり感じていることです。
大変そうだと思っていた。でも、やったら想定より多くのものが手に入った。それが正直なまとめです。
今まさに書いているこのシリーズ。
講座の内容をKindle書籍として再編集してみる。
講座の内容をベースにXへの投稿内容を検討してみる。
Udemy講座を一つ作ったからこそ、こうして次にやりたいことがいくつも見えてきました。
もし今、「やってみたいけど踏み出せない」と感じているなら…
まず、0→1を越えることだけを目標にしてみてください。
その先に見えるものは、やった人にこそ見える景色かもしれません。
この記事で紹介したUdemy講座はこちら
